こんにちは。
アールさんと申します。
私は昨年、50歳を前にサラリーマンを卒業して、現在は心身共にとても充実した暮らしをしています。
そんな私が、気持ちよくサラリーマンを卒業をするために試行錯誤して実行した7項目のチェックリストを、会社を辞めたい中年の皆さんに公開します。
これに答えていくと、今後どう行動したら良いのかが判るようになります。
40代、50代サラリーマンが会社を辞める為のチェックリスト!!
40代、50代サラリーマンが会社を辞める為のチェックリスト!!
まずは善は急げ。
早速チェックしてみましょう!!
- 最近仕事に情熱が無くなった
- 正直、会社での出世競争に価値を見出せない
- 貯蓄や流動性のある資産がそこそこある(400万円程度)
- 子供にお金が掛からない
- 家賃や住宅ローン返済が無い
- 最低限の社会人としてのスキルがある(PCの扱い、コミュニケーション等)
- 会社、仕事に関係のないコミュニテーに自分の居場所がある
どうだったでしょうか?
全てあてはまったあなた!
おめでとうございます。直ぐにでも卒業できます。
是非、自由な世界に踏み出してみてください!!!
私はこれらを全てクリアしてサラリーマンを無事卒業しました。
現在はとりあえず死なずに楽しく生活できています。
関連記事:会社を辞めたい!! 決断する為のポジティブな理由の探し方
あてはまらない人はチェックリスト通り準備すれば良い
では、あてはまらない項目が有る人はどうすれば良いでしょう?
対策は単純です。
これから全てがあてはまるように準備をして行けば大丈夫です。
具体的な準備の仕方についてもちゃんと解説していきますので、最後まで記事を読んでみてください。
ちなみにですが、明日にでも辞めないと心が壊れるレベルに思い詰めている人は、とりあえず逃げてください。
なぜなら、そういう場合、職場の人間関係によるストレスが大きく作用しているはずなので、サラリーマンを卒業するかどうか? と言うことよりも、ストレスを与えてくる場所、人から早急に離れることが大事だからです。
なので、専門家(カウンセラーさんとか)のアドバイスを聞きましょう。
そんな訳でこのブログは、自由になりたい気持ちに蓋をして日々やり過ごしている、そんな普通の中年世代に『サラリーマンだけが人生じゃない』と知って貰えるといいな、という想いで書いていきます。
チェックリストの3つの要素
ところで、このチェックリストの内容は、大きく三つの要素に分類できます。
- 1、2 → 現在の職場に関係するもの
- 3 ~ 5 → お金に関するもの
- 6 、7 → あなたの自身の価値に関するもの
現在の職場に関係するもの
これは正に原点でしょう。
そもそも現在の職場に不満や疑問が無ければ、このブログにたどり着いていないはずです。
ですから、ここについては特に開設の必要はないと思います。
大丈夫、みんなあなたと同じ気持ちです!!
お金に関するもの
お金に関するものが3つと多い訳ですが、
『そんなこと言っても、辞めたい気持ちと金は関係無いだろう!!』
って思った人、いますよね?
『金、金言うんじゃねぇよ、あさましい』と思った方。
残念ながら、そのマインドのままではサラリーマン卒業は遠ざかります。
現実問題として辞めても大丈夫かどうかは、経済的な理由に大きく左右されるのは言うまでもありませんから、ここをしっかり理解しておくことで今後の行動が変わります。
関連記事 → 安心して会社を辞める為にするお金のこと
あなたの自身の価値に関するもの
これは卒業後のQOL(クオリティーオブライフ)に大きく関係してくる項目ですが、心配ありません。
今までサラリーマンをやってきたあなたなら、この辺りは自動的にクリアしているハズ!
もし苦手な部分があれば、今のうちに克服しておきましょう。
経済的な準備が卒業のカギとなる
辞められない理由は経済的不安
我々中年の一番の強みは、実は経済面での安定性です。
しかし、会社を辞めたいと思った時に、それでも現状維持を選択してしまう大きな理由は、これまた経済的な不安です。
と言うことは、会社を辞めて自由に生きる、つまりサラリーマンを卒業するという目標にたどり着く為には経済的な不安を取り除けば良い訳で、頭の整理をする為にリストアップしたのがチェック項目の3~5番目になります。
- 3.貯蓄や流動性のある資産がそこそこある(400万円程度)。
- 4.子供にお金が掛からない。
- 5.家賃や住宅ローン返済が無い
一個づつ見ていきましょう。
『貯蓄や流動性のある資産がそこそこある(400万円程度)』
我々40代中盤以降の世代は、会社内では中堅からベテランとなり、課長代理から課長級、若しくはそれ以上の役職にある人が多いと思います。
社会的分別もあり、若い人に比べて現金の貯蓄や株式等の流動資産がそこそこある方が多いです。
また、退職金も当てにできるものの一つですね。
ただ、住宅ローンがある人は退職金をこれに充てる計画かもしれません。
その場合、早期退職した場合にいくら貰えて、ローンに充てたらいくら残るのかを計算します。
退職金に関しては、普通の会社であれば社内規定に明記されているはずなので、この機会にしっかりと確認しましょう。
これで、会社を辞めた翌日からいきなり飯が食えない、とはならないはずです。
【クリアしていない場合の準備】
もし貯蓄や流動資産がほどんど無い、退職金もローンを払ったら残らない、という人がいたら、残念ながら現時点で辞めることは難しいので、頑張って原資を作りましょう。
メインは預貯金です。
チェック項目には、具体的な金額として400万円と書きました。
この金額は、とりあえず無収入でも1年程度暮らしていけるだろう金額をざっくり入れたものです。
人によっては普段から一年間300万円で暮らしてるよって人もいますし、その点は自分に置き換えてみてもらうと良いです。
ちなみに実は本来銀行への貯蓄自体は実はそれほど重要では無いんですが、当面の安心を得るのに現金は必要ですからとりあえずは貯金と言う形で種銭を作ります。
また、失業保険を当てにしている人は、はっきり言って金額的には知れてますので考えなおしたほうが良いです。
参考記事 : 会社を辞めたら失業保険はいくら貰えるのか?端的に書きます。
なお、持ち家等の不動産に関しては、はなかなか「今日の飯代」とはなりませんのでチェックリストからは外していますが、家賃の支出が無いと言う意味ではとても価値があります。
『子供にお金が掛からない』
40~50代のサラリーマン家庭を考えると、例えば20代の時の子であれば既に成人していますし、30代の時の子でもそろそろ成人が近くなってきているのではないでしょうか
当然、子供はお金を掛けるべき大切な存在ですが、成人したら(もしくは大学を卒業したら)基本的には独立してもらうのが正しい姿でしょう。
子供が独立していればお金の心配が一つ取り除かれます。
【クリアしていない場合の準備】
これは簡単です。
子供には成人したら独立するもの、と普段から刷り込んでおく事です。
じゃあ、まだまだ成人まで遠い子供が居る場合は諦めたほうが良いのか? というとそんなことも無いです。
要はこれって「お金の余裕があるかどうか?」ってことですから、その分の稼ぎを作ることで解決することも可能で、方法については後述します。
あ、ちなみに私には子供が居ないのであんまり偉そうなことは言えませんが、父から「成人したら自分で飯を食えるようにしろ」と言われて育ったので、自然と大学卒業を機に実家を出て一人暮らしを始めることにしました。
『家賃や住宅ローン返済が無い』
毎月の支出に大きなインパクトのある住宅費。
先ほどの子供に掛かるお金と同様、毎月定期的に支払う必要のある大きなお金があるというのは収支に直に影響する重大問題です。
ですから、これが無いというのは大きなアドバンテージです。
【クリアしていない場合の準備】
結論から言うと、家計に占める割合の大きな住宅費を削減して預貯金に回すことができれば、サラリーマン卒業への準備はかなり加速されるはずです。
賃貸の場合、削減方法は、
- 家賃の安い物件に引っ越す
- 家賃交渉してみる
- 実家に戻る
です。
私は実家へ戻り、家賃分の金額はすべて貯蓄に回しました。
効果は絶大なので、もし可能なら検討してみましょう。
住宅ローンについては借り替えが有効です。
住宅ローン金利は現在0.5%前後と信じられないくらい安いです。
つまり、昔にローンを組んでそのまま何となく払い続けている人は大損している可能性があります。
ぜひこの機会に有利な金利で借り換えて、少しでも毎月の収支を良くして支出を減らし、預金に回していきましょう。
関連記事:会社を辞める為に最速で資金を作り出す方法
貯蓄を加速し固定費を補填する為の副収入
これまでにあるように、サラリーマン卒業への事前準備のポイントは、当面の生活を支える預貯金を作ることと、それを加速するための支出見直しが第一歩です。
とは言えそれにも限界がありますから、更にやっておきたいのが副収入の確保です。
これは、卒業後の収入源ともなりますので早めに始めておくのが吉です。
ちなみにサラリーマンが副収入を得る方法は、で私が実践してみて鉄板だと思うものは下記の2つです。
- 不動産投資
- 株(投資信託)
これらについては別の機会に取り上げてみたいと思います。
卒業後への備え
最低限の社会人スキル
先に述べたように、これまで社会人としてきちんとやってきた中年のあなたなら、最低限の社会人としてのスキルに問題はないでしょう。
PCが使えない場合
もし、これまでPCを使用しない職に就いていてほとんど触ったことが無い人は、今後何をするにも絶対に必要なので身につけてください。
具体的な方法は、
- まず自宅用にPCを購入する
- 勉強する
の2ステップです。
とりあえずスマホからでも検索をすれば勉強方法はいくらでも出て来ますから、まずは手を動かしましょう。
コミュニケーション
コミュニケーションついては、正直私も大したことは言えません。
会社にいた頃は、コミュ力の化け物みたいな人もたくさん見てきましたが、そんな人達と比べたら私なんてハナクソです(笑)
でもここで言っているのは超基本的なものだけで、例えば朝会ったら「おはようございます」、帰る際には「おつかれさまでした」と言える、とか。
ちなみに、挨拶というのは協力なテンプレで、私の様なコミュニケーションがそれほど得意ではない人種にとっては、それっぽく振る舞う為の便利なツールです。
会社以外のコミュニティーに参加しよう
サラリーマンは一日の大半の時間を会社というコミュニティーの中で過ごしているので、必然的にここを中心とした生活になりがちです。
もしあなたが会社、もしくは仕事関連の付き合い以外のコミュニティーに一切参加していないとしたら、退職した途端に居場所を失い、物凄い不安に苛まれることになります。
これって実はお金の不安よりも強烈です。
それなりにお金があっても、ここが全く無いと精神的にやられます。
今から趣味に関するコミュニティーに参加する等、対策を取っておきましょう。
具体的なツールはSNSです。
特に我々のようなおじさん世代では Twitter や Face Book の利用が多く、職業関係なく趣味でつながるにはもって来いです。
有志によるオフラインイベントが企画されることもあり、そんな情報があったら積極的に参加しましょう。
言っておきますが、つまらないプライドが邪魔をして参加に踏み切れない人は、卒業しても楽しい生活は送れないです。
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ここまで記事を読んでいただいて有難うございました。
私がサラリーマン生活を卒業して既に1年が経過しました。
現在は無駄を省いた生活をしつつ、趣味を生かした細々とした仕事や、株や不動産投資による収入(大した額にはなりませんが)、ブログ運営によるちょっとしたお小遣いをベースに慎ましく生活しています。
年間の収支は、新たな生活の為の設備投資に大きめのお金が出ていったおかげで1年目としてはマイナスとなっています。
とは言え、この記事の通り準備をしておいたおかげで不安も無く、とても自由で楽しい生活を送ることができています。
きちんと準備をして臨めば結構大丈夫ですから、ぜひ迷っている方はチェックリストを元に準備をしてみてくださいね。
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